古機巡礼4 チェコカメラに浸る。OPEMA
2012年 09月 16日
最初にクラシックカメラを買おうと思ったのは、プラハのマラストラナにあるアンティークショップで飾っているのを見かけてからだ。
2007年の年末ころだったが、そのころはカメラも写真もほとんど興味がなかったが、デジカメが壊れたので来チェコする友人に一眼風デジカメを買ってきてもらった。当初はそれで撮った気になるくらいで充分だった。
フレクサレットを試しに1台購入し、当面は飾り程度にしか考えていなかったが、試し撮りしたのが運の尽き。プリント上がりを見て、その美しさにノックアウトされてしまった。
それからキエフを買い、そちらの写りもすばらしいものだったから、それから怒濤のカメラ買いが始まる。
ワタシのカメラ買いにも、しばらくすると規則的なものが出来はじめる。
当然のような路線で正統派ドイツカメラにハマること。
幸いそれほどライカにはハマらなかったが、ZEISS系、特にContaxにハマることになった。
もう一つはチェコのカメラを集めるということ。
それがフレクサレットであり、このオペマだったのだ。
オペマの1台目は上の写真の右上にある顕微鏡モデルだった。
おもわず分かりもせずにレアものだと思い、手を出してしまった。
その後しばらくは遠ざかっていたが、格安の距離系なしを入手して以後、標準レンズは全て揃えようというので50mmOpenarF2, Berar F2.8とF3.5を購入。
結局、標準レンズ以外は買うことができなかった。特に30mm広角だけは入手したかったので、それだけは残念。
opema 2, Openar 50mm F2, KODAK200
Belarでの試写はしていないのだがOpenarでは1本だけ撮ってみた。
レンズの作りはかなり上質なアルミで同時代のライツのレンズにも劣らない。
写りの評判は芳しくなかったが、撮ってみたら色もいいし、写りもいい。ボケはあまり綺麗では無い感もあるがボケ老人ではないからレンズのボケ味は気にしないからこれでいい。
極少数だが熱烈なファンはいるようだが実際に使っている人をチェコでも日本でも見かけたことはない。フイルムサイズさえコダックサイズならもっとファンも増えただろうし、Lマウントと同じ39mmなのに、フランジバックが1mm短いという変なこだわりのあるレンズマウントがライカレンズファンも惹き付けることができなかった。
もっと使ってやりたいのだが、他のフイルムカメラさえ使っていない。
なにか精神を高揚するようなきっかけでもないだろうか。
プラハにいるときは、つまらないものを撮っていても楽しかったのだが。
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川越
at 2012-09-17 10:18
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写真を撮るってなにが違うんでしょうね。気持ちの中にどこか余裕がないとだめなのかな。たぶん何かを見るときの自分の気持ちの問題なんだろうななんて考えたりします。夏休みでのんびりできると良いのですが。
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上海狂人
at 2012-09-17 21:52
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>川越さん
気持ちの問題なんでしょうね。なにか余裕がないというか。
気持ちの問題なんでしょうね。なにか余裕がないというか。
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izumi-suzuki at 2012-09-19 01:47
木漏れ日の光が独特の円形になっていて綺麗・・・・オールドのレンズらしい優しい光の捉え方。
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上海狂人
at 2012-09-19 23:01
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>izumiさん
今のレンズではなかなか撮れないですね。
今のレンズではなかなか撮れないですね。
このカメラのデザインは、好みですねー
いい感じに撮れますねー
いい感じに撮れますねー
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上海狂人
at 2012-09-29 00:37
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>moBlueさん
デザインは良いんですが、ちょっと使いづらいですね。フイルムサイズが特に。
デザインは良いんですが、ちょっと使いづらいですね。フイルムサイズが特に。
by shangkato2
| 2012-09-16 15:11
| 古機巡礼
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Comments(6)