Petri FT EE

土曜の午前中、いつものように撮影に出かけようとする。
空を見ると雲が多いので、ちょっと気がそがれた。
どうしようかとうだうだ悩んでいると、もう10時を過ぎている。

晴れ間が見えたのでR4に28mmと135mm、ベルビアを持ってでかける。

家を出ると10:30、撮影に行ってからではカメラ屋の閉店13:00には間に合わないので
買うつもりも無いのに、まずカメラ屋を覗いてからと思い、Jan PazderaとFOTO Skodaを覗く。

Jan Pazdelaのショーウインドーに見つけたのがこれ。
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ショーウインドーにへばりつくと、本体に55mm標準、35mm F2.8、135mm F3.4と2倍のテレコン付
値段は8000円程度

それを見届けた後、まずFOTO Skodaに飛んでいき他に面白そうなものがないのを確認
お店に戻り、実物を見せてもらう。

とりあえず動作チェックをするも特に問題なさそう。
露出計が動かないので指摘すると、電池が入っていない。
電池を入れて確認すると動いていない。
よくよく見るとレバーを巻き上げなければ露出計が動かないような仕組み
シャッターをリレースすると電源が落ちる。節電としてはうまく考えられている。

お買い上げを宣言すると、裏から皮ケース、本体と全てのレンズ及びフード用の分まで
出してきて、店のばあさんとおねーちゃん2人がかりで値札を剥がしにかかる。

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撮影行は中止し、カメラを持って家に帰る。
かみさんの“早かったね、えっ?また買ったの?”という言葉を笑顔で受け流し
カメラの手入れを始めた。

もともとカメラを買う気はなかったのだ。
新しいカメラを買うのなら、R4の調子が悪いからR3でも買おうと節約しようと思っていたが
11月に買ってきた日本カメラの記事にあったPetriの悲惨な歴史を思いだしたのだ。



翌日、プロビアを詰めて出かける。
途中まで動いていた露出計が10枚ほど撮ったところで急に動かなくなる。
一瞬“買ったばかりで動かなくなるとは!”と腹が立ったが思い返した。

69年発売といえば、ほぼ同級生といっていい。
とはいえカメラは誕生と同時にプロフェッショナルとしての人生が始まる。
とうことは70年代が、このカメラの働き盛り、それから30年だから人間ならもう年金生活している頃だ。

露出計が動かないことくらいなんでもない。
それよりも長年外国を放浪していた、この日本のカメラが、最後に日本人の手に戻って
最後の花を咲かそうとしているのだ。


そう思うと、このカメラがとても手に馴染んでくる。
F-1とほぼ同世代のカメラのはずなのに、F-1にはそうした郷愁はわかないのに、
なぜかこのPetriには、ものすごく愛着を感じる。


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by shangkato2 | 2009-03-17 03:30 | その他のカメラ

上海狂人日記  カメラ編   Flexaretのプリントを見て驚愕。 それからカメラ沼に嵌る。 日々是増殖中 目標100台達成!!!


by shangkato2