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Rolleiflex SL35, Xenon 50mm, GOLD200


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by shangkato2 | 2010-06-30 06:30 | Rollei | Comments(6)


チェコはヨゼフ・スデクやクーデルカなど著名写真家を輩出しており、今でもチェコはプラハの写真アカデミーなどから
次々と新しい写真家が生まれている。そこには日本人の留学生もいるそうだ。
戦前から写真芸術の伝統が続いているのだ。

やはり好きな写真家の筆頭はスデクで、アトリエで見た動くスデクの映像はまるで森の妖怪コロボックルのようであり
その片手を戦争で失ったところなど、日本が生んだ妖怪画の天才、水木大先生と通じるものがある。
その写真からはワザとらしいメッセージのようなものは一切感じない。むしろ大自然とチャネリングでもしているような気にさせる。

そんなものだから彼の写真集は高価なもので無ければ古本屋で見つけては買うようにしている。
有名なパノラマなどはプレミアがついて、日本円で3万以上の値をつけていて、おいそれと買えない。
復刻版で我慢しているのだが、一度某所でプラハ相場の半値で見つけた。
今になって買わなかったことを後悔している。


先日、何気なく旅行雑誌のプラハ特集を見ていたら、古本屋を紹介していたのだが、その書店で売っている本の中に
カレル・チャペックの写真集というのがあった。


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チャペックは作家でありジャーナリストであり、ロボットという言葉を造語した人でもある。

かの有名なダーシェンカというテリアの子犬との日々を語った本がある。
この本は絵本(子供用の読み物かもしれない)にもなっているから、読んだことがある人もいるかもしれない。
その辺のイヌ写真好きの作家だと思っていたら、当時アマチュア写真家としてもかなり有名だったらしい。

そんなことを聞いたら買わずにはいられない。
いずれどこかの本屋で見つけようと思っていたら、なんのことはない、いつものFOTO SKODAで売られていた。
だが1冊しかないらしく、展示のものを貰って帰った。



当然のようにダーシェンカの写真もある。
イヌの写真というのは古今東西関係無く人気なようだ。

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チャペックは猫も好きだったらしく、猫写真もある。
猫鍋の元祖はチャペックだったのだ。

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チェコ写真界のお家芸、静物写真もあるが、なかなかいい。

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しかし極めつけはポートレートである。

付き合いのある女優のポートレートなんてのもあったが圧巻はTGマサリク(チェコスロバキア初代大統領)のポートレートだ。

親交があったらしく何枚かポートレートが撮られている。
彼の写真は特に独創的なものはないし、おそらく当時の写真術を忠実に守って撮っているのだろう。

だが創造的な写真というよりも、元々報道写真が好きなので、ジャーナリストとしての目で撮られている
チャペックの写真は、個性的過ぎる現代チェコ写真よりも好ましい。

TGマサリクの写真集というのも持っているが、案外そちらもチャペックだったりするかもしれない。

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この写真は兄のヨゼフを撮ったものだが、ジャーナリストとしての厳しい目と同時にユーモア精神を持ち合わせた人柄を
創造させる。

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カメラマニアとしては彼の使用したカメラが気になるところだが、千葉の某氏は何十年もそれが気になっていたそうだ。

この写真集のあとがきには、彼の使ったカメラの記述もあった。

殆どの写真はRolleiflex originalの1929年製で撮られているそうである。
レンズはTessar 75mm F3.8で当時では最高級機と言って良いものだ。
他にも大判のカメラも使っていたようだが、Rolleiflexでダーシェンカを追い回す姿など想像するだけでも微笑ましい。

こういうことを知ってしまうと、やはりRolleiflexを入手しないわけにはいかないのだろうか。

それと被写体になる子犬も。


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by shangkato2 | 2010-06-24 06:24 | 雑記 | Comments(6)

ドレスデンの楽しみ方

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Leica R4, Macro Elmarit-R 60mm, Paradies DIA


プラハから気軽に行けるドイツというとドレスデンがある。
車で1時間半、ザクセン州の州都とはいえドイツ全体から見れば小さな地方都市でしかないのだが
遥かにプラハより都会なのだ。

実を言えば、ここで観光といった観光をしたことが無い。

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被写体は、それこそ困らないくらいあるし、廻らなければならないところもたくさんあるのだろう。

じゃあどこに行くかというと、蚤の市であったり、デパ地下だったり、郊外の農園だったりする。

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ドイツ料理なんて洗練されていないから、たいして美味しいものでもないというのは定説だが
それは旬のモノを食べてから言う言葉である。

食に拘らないドイツ人が唯一拘るのが、白アスパラとイチゴだそうである。

5月から6月にかけてはシュパーゲルという白アスパラが出回るが、缶詰の白アスパラなんて貧困な想像をしていると
ヤカンのお湯をかけられたくらいにビックリする。

2年位前にドレスデン郊外で偶然農家の直売所を見つけ、事前にスーパーでも買っていたのだが
鮮度の違いにびっくりして、大量に買って帰った。
もちろんプラハで買う萎びた白アスパラなんて、それ以後見たくも無くなり
一時は毎週のように買出しに行ったものだった。

6月末から7月初に出回るイチゴも素晴らしく美味しいものである。
日本のブランドイチゴのような甘さはないが、太陽をいっぱい浴びた自然な甘さと酸味のバランスが
絶妙なんである。 これもスーパーなんかの物ではなく、イチゴ農家の物が最高である。

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エルベ川沿いで毎週土曜日蚤の市が開かれているのは、ガイドブックに載っているくらい有名なところだが
プラハのそれが正真正銘のガラクタであるのに対し、こちらはなかなかキッチュな雑貨が多い。

それに大概の人は親切であるのがいい。
特に業者ではなく一般人の出店はリーズナブルだし、丁寧に使っていた物が多く、気分の良い買い物が出来る。
プラハ郊外の蚤の市は、親切な人もいるのだが、半分くらいは胡散臭い連中が多いので
気力が充実しているときでないと、精神的につらくなる。

もちろんカメラもあり、たまに買うが、大抵の出店者はカメラの扱いをしらないので
皮ケースのまま転がしていたり、レンズが埃だらけだったりするので、あまり程度の良い物は期待できない。

だが、Rolleicordの元箱付の美品が格安だったりすることもあるので油断はできない。


ドレスデンには何度行ったかわからないが、そろそろ観光もしておかなければ
いざという時にどこも行っていないことになりかねない。

できれば平日に訪れたいのだが、なかなかチェコは祝日がないので機会が少ない。

なぜなら覗きたいカメラ屋が土日は開いていないのだ。


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by shangkato2 | 2010-06-23 06:23 | Leica R | Comments(8)

CORTA

ちょっと前からFOTO SKODAに出店されていた。

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あまりトイカメラには興味は無い。

カメラというのは基本的に鮮鋭な写真を残すものであると考えるのは、人の受け売りではあるが、解像度の高いレンズで意図的にぼやけた写真は撮れても、その逆はできない。
たしかにそのレンズならではの描写というのも否定はしないが、プラスティックの踏んだら壊れてしまうようなカメラはもとから興味がない。

それがチェコカメラとなると話は別である。



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DRUOPTA製のCORTAというカメラであるが、オモチャカメラであるのに、生意気にもレンズにACHROMATという名前がついている。
有名なピオニールなども同年代のカメラであるが、あちらのレンズには名前は無い。

驚きの点は、それよりもデザインにある。
薄いブルーの皮ケースもモダンだが、その皮ケースを脱がすと、ビビットな黄緑のボディ皮が現れる。

チェコスロバキアカメラ本によると製造年は1950年だということだ。
この年は、チェコスロバキア、トイカメラの全盛期で上述のピオニールやらコリナなど多くのデザインのカメラが作られている。
このコリナもそんなカメラの一つである。
惜しいことに、ピオニールやコリナほど見かけることは無い。いままでに2台しか見たことがなく、今回のこれがそのうちの1台でもある。球数があれば人気が出てもおかしくないだろう

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フイルム装填はコンタックス方式で裏蓋全部引き外す方式。


もう1点付け加えると、このカメラは見かけとは異なり、実は金属カメラである
他のトイカメラとはそのあたりは一線を画す。


このところチェコカメラの購入が滞っているが、よく見かけるものや、在庫の多いものには触手が動かないので必然的に、それ以外のカメラに手を出すことが多い。

チェコだからといって必ずしもチェコカメラが豊富かというと、そうではなく、最近はフレクサレット以外はあまり多くを見ることが無い。レア物はほとんど出てくることはない。

本当はKIEV15が欲しかったのだが、レア物チェコカメラは一度逃すとなかなか出てこない。
それもあってこのカメラを買ったのだ。

この夏で、この国も4年になる。
そろそろ収集のスピードも上げていかなくてはならない。


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by shangkato2 | 2010-06-17 06:17 | その他のカメラ | Comments(21)

初夏


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R4, Elmarit-R 28mm, Paradies DIA



初夏
       司馬光
  
 四月清和雨乍晴
 
 南山当戸転分明

 更無柳絮因風起

 惟有葵花向日傾



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夏日が続く。
このまま冷夏にならず続いて欲しい。


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by shangkato2 | 2010-06-13 06:13 | Leica R | Comments(10)

PIVOVAR


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Flexaret 6, Reala 100


プラハから車で30分ほどの郊外。
90年代初頭に一度クローズしたブリュワリーを最近リニューアルしてオープンしたらしい。


盛時の面影は残したままにするため昔の工作機械や電話ボックス、倉庫などもそのまま放置しているのだと思うが、案外なにも考えていないというのが正解かもしれない。

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奥の建物は麦の貯蔵倉
なにか教会のように思わせる清らかさを感じさせる。

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チェコには大手ビールメーカー以外でも、小さな町のブリュワリーなんてのもたくさんある。
本屋に行けば英語のガイドやチェコ語のガイドが売っており、それらを片手に訪ね歩くのはチェコならではの楽しみだ。

味について言うと、おそらくホップや醸造設備はどの小さなブリュワリーも大差ないのだろう。
どこもそれほど抜きん出た個性はない。
やはり有名なブランドのビールというのは個性があるというのを認識させられる。

ただそれはチェコにいるからであって、日本の地方醸造ビールに比べると一日の長はある。
日本の地ビールも悪くないのだが、まだまだあっさりしすぎて、旨みが足りない。
おそらく日本食への相性や水の問題もあるのだろう。


こういうビールを飲むと発泡酒というのはビールに対する冒涜にさえ思える。


そうだ、チェコにはビールの王様という名前を冠したビールがあるではないか。

伝説のビールの王様、ガンブリヌス。

皇帝ピルスナーウルケルの影に隠れているが、実はこのビールこそがチェコ大衆ビールの代表、ビールの王様なのだ。
チェコ人がチェコを代表する音楽家はドボルザークではなくスメタナだというのと一緒だ。
味が薄いだの文句をいう奴がいるが、その辺の小奇麗なバーなんかではなく鮮度の高いホスポダで飲んで見るがいい。
これこそ甘露というのだ。

ひとつこの週末はビールの王様への罪滅ぼしに、こいつを飲むとするか。


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by shangkato2 | 2010-06-12 06:12 | FLEXARET | Comments(4)

Ceske Jaro 3


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CARENA KSM-1, Angeniuex 70-210mm, ParadiesDIA


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by shangkato2 | 2010-06-09 06:09 | Other SLR | Comments(6)

Industar 22

今日の主役はライカではない。

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おロシアレンズ、Industar22
(実はロシアレンズという呼び方はた好きではない。ウクライナ製もあったりするのだからソビエトレンズと呼びたい)
50年代のレンズで外見はエルマーだが、レンズ構成はテッサータイプだそうだ。

2年くらい前に、3000円くらいで買ったものだ。
当時蚤の市で格安カラスコ21mm付DⅡを買ったので、これに合う標準をと思い探したのだがエルマーは高いのでこれにした。

その後いろんなカメラに色目を使っていたので、いままで使っていなかったが、思いつきで使ってみることにした。実はJupiterも持っていたし、あまり期待していなかったのもある。


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DⅡ、Industar22 50mm、Paradies DIA

特別凄いわけではないが、いいじゃあないか。
大衆レンズは馬鹿にしてはいけないな。
安いものが悪いわけでもない。

戦前のElmarは、その存在自体を楽しむものだが、これは実用レンズとしてはElmarより上だろう。
ボケをそれほど重要視しないワタシにはJupiterより使えるかもしれない。

よく見ると、Werraのテッサーと似た写りをしている。
コントラストがほどほどで発色が良い。
そうかテッサーを祖にしているのだから、似ているのもおかしい事ではないか。

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いつも思うのだが、この時代のレンズは、西側のものより東側のレンズのほうが柔らかい写りをするものが多い。
世間で言われるほど悪い世界ではなかったのではないだろうか。

Old Eyeを通して見る世界。
それを通して今の世界を見ているつもりになっているが、本当はその時代を見ているのかもしれない。

だから古いレンズに惹かれるのかもしれない。


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by shangkato2 | 2010-06-06 18:46 | Leica DⅡ | Comments(8)

Ceske Jaro 2

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Prakti 6, Biometar 80mm, E100GX

今年は春を見つけるのが難しい。

例年にない寒さらしい。
晴れ間がほとんど無い。

だからつかの間の晴れ間を狙って飛び出すしかない。

この日は中判だけを持って出かけた。
もしかして最後の春になるかもしれない。
そんな気持ちでカメラをもって出かけると、何故か晴れ間が現れる。

ほんの一瞬のご褒美。

いつかこの国を離れても、この春だけは忘れられない。

その日まで撮り続けよう。


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Sonnar 180mm

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Biometar 80mm


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Biometar 80mm


露出は間違えていないはずだが、だいぶオーバーになってしまった。
たぶんシャッタースピードが遅いんだろう。
ネガだとそれほど問題ないが、ポジでは難しいようだ。

でも何故かコマ送りだけは正常に戻っている。

こいつには次からはネガを使うことにしよう。



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by shangkato2 | 2010-06-02 06:02 | Other SLR | Comments(18)

上海狂人日記  カメラ編   Flexaretのプリントを見て驚愕。 それからカメラ沼に嵌る。 日々是増殖中 目標100台達成!!!