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上海狂人日記  カメラ編   Flexaretのプリントを見て驚愕。 それからカメラ沼に嵌る。 日々是増殖中 目標100台達成!!!


by shangkato2

Sababurg 4


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R4, Elmarit-R 28mm, RDP3

この城の周りには、これといった観光地はない。
それは城そのものが観光地のためだ。

この城の部屋を予約するときにホームページで見たら、妖木の写真があった。
まさしく童話やアニメででてくる木のお化けといった様子の木で、見事な造詣だった。
その写真を見て、かみさんも是非見たいということで、場所を聞き出しにフロントへ
向かった。

フロントの女性に、ホームページで見た旨を伝え、どこにあるかを聞いた。
すると思ってもみない答えが返ってきた。

“もうありません”

どうやら数年前の大風で倒れてしまったらしい。
他の巨木ならあるようだし、だいたいの場所を聞いたので
たとえ目当てのものが見ることが出来ないとしても、行ってみることにした。

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Flexaret6, Across


ハイキングコースになっていて、森の入り口にはコース毎の主要時間が書かれている。
そんな数時間も歩くつもりはないが、森に突入した。

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お目当ての木らしい後は見つけたが、根元を残すのみ。
だが他にもなかなか立派な巨木があり、存在を誇示してくる。

できればもう少し本格的な中判と三脚をもって撮りたいような被写体だったが
彼らに会えたことで良しとした。

来年また遭いましょう。


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# by shangkato2 | 2010-09-08 08:09 | ドイツ・メルヘン街道 2010 | Comments(4)

Sababurg 3 森との対話



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Flexaret6, Reala ace 100


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# by shangkato2 | 2010-09-06 06:09 | ドイツ・メルヘン街道 2010 | Comments(2)

Sababurg 2

Sababurg 2_e0134658_15774.jpg

R4,Elmarit-R 28mm, RDP3

Sababurg 2_e0134658_162413.jpg



周りはドイツでも有数の原生林に囲まれているという。
確かに途上、森の中の道をいくつも抜けてきた。

ちょっと開けた道を出て、峠道のようなところを登りきると城が見えてくる。
観光地にもなっているので城のふもとにも駐車場があるがホテルのゲストは城の入り口にある駐車場まで乗り入れることができる。

チェックインをして、部屋に案内してもらうのだが、なんと塔の最上階に部屋があり、大きなスーツケースとカバンを息を切らせながら持って上がった。踊り場ごとに休みながらあがったが、部屋についたころには、それこそ滝のような汗と心臓の鼓動でしばらく動けなくなる。

部屋の設備は古めかしいものだが、清潔にしてあり不快なところは無い。
ただ城の壁に蔦がまきついており、そのつけた花に蜜蜂がたかっており、窓を開けると蜂が侵入するので空気の入れ替えにも神経を使う。

Sababurg 2_e0134658_171611.jpg

Nikon F4, 70-300mm, RXP

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しばらく休んで食事に向かう。
レストランはホテルのゲストしかいないようで、4,5組だけだった。

コース料理を予約していたが、スープ、前菜、メイン、デザートとなるが、メニューには出ていない前々菜もでてきて、決して豪華絢爛なものではないが大変満足するものだった。

初日のメインはジビエで猪と鹿、2日目は子牛。
ジビエはあまり経験がないが獣臭さは全く無い。
子牛のステーキはチェコでいままで美味しいと思っていたステーキより遥かにうまかった。
もちろん臭みはなく、肉の柔らかさにあっさりした旨みが、お勧めのワインとも相性が良い。

コースに合わせてお勧めのワインや食前酒を用意してあり、ワインはボトル20EUROほどのものだが料理に合う素晴らしいものだった。特にお勧めのバーデンのロゼは、色が琥珀色で濃厚ながら後味がスッキリした、ロゼでは初めて経験した味だった。
おもわずケース買いしたくなってメニューを貰って帰ったが、帰宅した際に確認したら持ち帰るのをどうやら忘れていて見つからなかったのは残念だった。

いずれ時間を見つけてバーデン方面に出かけなければなるまい。


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# by shangkato2 | 2010-09-03 09:03 | ドイツ・メルヘン街道 2010 | Comments(4)

Sababurg 1


Sababurg  1_e0134658_1649.jpg

Flexaret 6, Acros 100


グリム童話で“いばら姫”の眠るいばら城のモデルになった城。

狩猟の滞在用に使われた城だったが、近年になるまで野ざらしで放置されていた。
戦後保存運動が広まり、整備されてホテルとして運営されるようになる。

グリム兄弟は整備される前の放置されたものしか見ていない。


Sababurg  1_e0134658_191415.jpg


Sababurg  1_e0134658_112584.jpg


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# by shangkato2 | 2010-09-02 09:02 | ドイツ・メルヘン街道 2010 | Comments(6)

木組み街道をゆく  Goslar から Hildesheimへ、_e0134658_239399.jpg

R4、Elmarit-R 28mm, 160VC


ゴスラーから次の宿泊地のザバブルグ城に向かう。

お城近辺ではそれほど見所もない、それであれば途上どこか1ヶ所寄ろうと考えた。

ブラウンシュバイクのフェルメールを見るか、
初志貫徹、木組みの町の一つヒルデスハイムに寄るか。

あるホームページで宿泊しないで残念だったという記述が決め手となり後者になる。

木組み街道をゆく  Goslar から Hildesheimへ、_e0134658_2422387.jpg

RDP3


立体駐車場を見つけ、町の中心のほうへ向かう。
期待していたほどではないなあ、と思いながら歩いていくと地図があり
町のインフォメーションの場所を見つけたのでそこまでいくと、そこが広場となっていた。
広場の周囲を囲むように木組みの家が立ち尽くしており、いままで見た木組みの家々と
若干雰囲気が違う。
下世話な言い方だが、金の掛かりかたが違う、豪勢なのだ。

しばし広場の雰囲気を味わい、目の前のイタリアンに飛び込んだ。
美味しかったとはいえ、少々ドイツ料理にも飽きが来ていたのも事実。
そこで可も無く不可も無いパスタを頂いた。

木組み街道をゆく  Goslar から Hildesheimへ、_e0134658_244404.jpg
木組み街道をゆく  Goslar から Hildesheimへ、_e0134658_24749.jpg



学生の頃読んだ本の一つに司馬遼太郎の“街道をゆく”シリーズがある。

ワタシの嗜好は偏っているので、中国の紀行しか読んでいないが、流石に旅紀行としては優れた書で下手なガイドブックを見るなら、これを参考に旅をしたほうが面白いだろう。
もちろん当時と今ではだいぶ町も変わっているだろうから、参考程度にしかならないが、そういう大人の旅も一興。

学生時代にアルバイトしていた中国専門書店は面白い経歴の持ち主の宝庫で、元共産党員で除籍された後漁船で中国に密航し中国で暮らしていた人、天安門事件で学生のハンストに参加し現場で隠れてパンを食っていた人、昼休みにいきなり横笛を練習始める人、少なからずワタシの思想形成に影響を与える人がたくさんいた。
そのなかの一人のパートの女性でYさんという人がいた。
その人自身も面白い人だったが、そのご主人が、“街道をゆく”の四川省で通訳をされた方だった。
四川大学を卒業され、あの難解な四川語さえ解するという。
当時北京語でさえ儘ならない頃でもすごいなあと思ったが、多少北京語を解するようになった今では驚異さえ感じる。それだけ訛のひどい地域なのだ。

木組み街道をゆく  Goslar から Hildesheimへ、_e0134658_2474859.jpg



その可も無い不可も無い食事を終え、いよいよ最後の停泊地へと進路をとった。


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# by shangkato2 | 2010-09-01 09:01 | ドイツ・メルヘン街道 2010 | Comments(8)